式の前 準備は怠りなく!
着付けに必要な物
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振袖を着用する日時が決定したら、着付けの予約の際に着付けに必要なものを確認します。
振袖、帯、長襦袢、帯揚げ、帯締め、伊達襟、草履、バッグはもちろんですが、
下着や仮紐、コーリンベルト、三重仮紐、伊達締めなどのほか、補正用のタオル数枚なども準備します。
また、長襦袢に半襟を縫い付けることもお忘れないように。
移動の乗り物
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当日、タクシーを使うのであれば、忘れずに予約をしておきましょう。
着物であることも伝え、余裕のある時間設定を。
ご家族の運転する自動車の場合も、事前に日時を確認しておきます。
バッグの中身
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着物に合わせて持つバッグの中には、
・スマートフォン & モバイルバッテリー
・お財布
・最低限の化粧直し道具(当日はかなり長時間になり、飲食をすることもあるので、口紅は必須です)
・着物クリップ 最低2個(手洗いやトイレ時に袂や裾を帯に留めるために使います)
・大判のハンカチ(飲食の際に着物が汚れないように膝に置く、帯が緩んだときに帯の間に入れるなどできます。ハンドタオルでも)
・自治体からの招待状(取り出しやすいところに一緒に入れておきましょう)
などを入れます。
荷物が増えることも考慮して、サブバッグや風呂敷があると便利です。
寒さ対策としてカイロなどが必要な場合は準備しておきます。
ボディケア
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ボディケアも怠りなく。フェースシェービングとともにボディシェービングも行ないます。
特に襟を抜いて着付けるので、襟足のケアもしっかりとしておきましょう。
首筋をすっきりさせるときれいに見えるので、リンパマッサージもおすすめです。
(シェービング、マッサージ等に関しては当店では承りかねますので、あらかじめご了承くださいませ)
かわいらしいネイルも忘れずに。
ただ、ネイルチップタイプであれば、着付け時に落としてしまうこともあるので、着付け後にしたほうが安心です。
前日の過ごし方
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成人式当日は晴れることを祈りつつ、天気予報をこまめにチェックしておきましょう。
荒天、雨天が予測されたら、タオルや雨具の用意もします。
持ち物など、準備万端に整えたら、前日は早めに休みましょう。
水分やアルコールは翌日のむくみの原因になるので、ほどほどに。
緊張の当日
ゆったりと上品に振る舞いましょう
早起き&朝食で一日のスタート!
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当日は時間に間に合うように起床し、しっかりと朝食を摂ります。
朝食抜きでは空腹のあまり、具合が悪くになってしまうかもしれません。
かといって、食べすぎると帯を締めるので気分が悪くなることもあります。ほどほどに。
防寒アイテムは計算して準備を
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気を付けたいのが貼るタイプのカイロ。
振袖を着ている時間は長くなります。
この間、肌着に貼ったカイロをはがすことができません。
寒くて仕方ないというのであれば、携帯できるカイロを使いましょう。
そして、もう一つが吸湿発熱素材の肌着。
冬の時期は愛用している方が多いと思いますが、着物の襟元から見えてしまうこともあります。
着用するのであれば、襟ぐりが深く開いているタイプや、前後を逆にするなどして対策しましょう。
暑くなっても脱げませんので、極度の冷え性でなければ、手袋やレッグウォーマーを活用した方が無難ではあります。
着物全般にいえることですが、気温の変化に対応するためには、ショールや手袋など、上に羽織るものや後から着けられるもので、体温の調整をします。
振袖の身のこなし
さて、着付けをしたら、常にゆったりと振る舞いましょう。
・歩くときは小幅に、ものをとるときは袖に反対側の手を添えて。
・電車などでつり革につかまるときは、二の腕が見えないように袖口を押さえます。
・車に乗るときは腰を先に車内のシートに入れ、車内で身体の向きを変えます。
・階段の上り下りでは裾を持ち上げ、裾が階段に擦れるのを防ぎます。
また、上る時はかかとを上げるようにすると足首がにょっきりと出ることはありません。
こうしたちょっとした所作が美しい着姿をつくりあげます。
次回も気持ちよく着るために
お手入れと保管にも気配りを
感謝の気持ちを伝えましょう
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さて、楽しい一日が終了したら、御両親にご挨拶。
また、見守っていただいたという意味で、祖父母様にも挨拶を。
少子化が進む昨今、数少ない孫の成長は祖父母様にとって何よりの喜びです。
振袖のスポンサーであるケースもあるかもしれません。礼を欠かさないようにします。
振袖を脱いだ直後は
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一日着ていた振袖はまず、着物ハンガーにかけて陰干しをします。
かいていないようでも意外と汗はかいているもの。水分を抜きましょう。
帯や小物類もハンガーにかけます。
下着、足袋は自宅で洗濯ができるので、すぐに洗ってしまいましょう。
点検して、お手入れに出す
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翌日、振袖と帯など、一式をたたみます。
たたむときに汚れをチェックします。
そのうえで、次の着用予定がすぐになければ専門店に洗いに出します。
食べこぼしや泥はねなどはその旨を伝えましょう。
汚れの種類がわかるときは油系(ドレッシングや肉汁など)か、水系(水はねなど)かなども伝えます。
伝えることで専門店では汚れに対応したしみ抜きができます。
シミをそのままにしておくとカビが生えたり、変色したりします。
次回も気持ちよく着用するために専門店でのお手入れがおすすめです。
自宅で保管するときは
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保管は桐たんすが理想とされますが、通常のたんすでもいいですし、衣装箱なども利用できます。
防虫剤は複数を使うと化学反応を起こすこともあるので一種類にします。
その防虫剤も着物や帯に直接当たらないようにするのがポイントです。
箔には薄紙を当てておくと貼り付きを防ぐことができます。
帯は折りシワを防ぐために帯枕を使うのもいいでしょう。